【ポケモン対戦ノート】④-5戦いの前に・受けと急所編
今回は、対戦における戦略のひとつ、ディフェンダーを基点としたサイクル戦「受け」と、
受け破壊のひとつ「急所」について見ていきましょう。
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◆受けについて
「受け」とは、相手のポケモンに対して 有利なディフェンダーで攻撃を受けることです。
たとえば、以下のような対戦があったとします。
自分:[初手]バンギラス、[控え]アーマーガア、トリトドン
相手:[初手]ローブシン、[控え]ロトム(炎)、ラフレシア
バンギラスは、ローブシンから格闘4倍の攻撃を受けてしまいますので、
初手の対面の時点で 出し負けています。
しかし、ローブシンに対して アーマーガアを出せば、
「鉄壁」による防御上昇や 「羽休め」による回復で 後出しでも物理攻撃を受けることができます。
相手がアーマーガアを見て ロトム(炎)に変えたら 自分が不利になりますが、
さらに、こちらはバンギラスやトリトドンに交代して受けることができます。
バンギラスVSローブシンに戻ったら またアーマーガアを出し、
トリトドンVSラフレシアになったら またアーマーガアを出すといったように
受けることができる味方に変えて サイクル戦に持ち込むことを「受けループ」と呼ばれます。
また、普通では受けれない場合も
「リフレクター」「ひかりのかべ」などダメージ半減技を張ることで受けれたりもします。
ただ、サイクル戦に持ち込む上で注意したいことは、
当然ながら「受けて相手を倒す」算段がついていないとジリ貧になるという点です。
「受ける」という意識だけでなく、「どうやって相手のHPを削るか」の予測も大事になってきます。
サイクルを回す中で、「ステルスロック」でダメージを削ったり、
状態異常を ばら撒いて アタッカーを機能停止したり、
相手の交換タイミングを読んで 攻撃や積みを行うなどなど。
◆受けの破壊、「急所」について
では 受け戦略への対抗策は何かというと、答えは単純で「受けを破壊する」ことです。
受け交換を予測して攻撃する、受けきれないほど積む、一撃必殺を狙うなど。
受けを破壊する方法のひとつとして、「急所」をねらうことも大事な要素です。
急所は、通常は1/24の確率で発生し、相手へのダメージが1.5倍になります。
また、急所には 以下のような性質があります。
・自分と相手のステータス変化状態に依存しない
(自分にかかった能力低下を無視し、相手の能力上昇を無視する)
・リフレクター、ひかりのかべ、オーロラベールなどの効果を貫通する
上記2つの性質があるため、相手が積んでいても受けを突破できたり、
自身が ひょろひょろに弱体化していても 逆転ホームランするといったこともあります。
発動自体は運しだいですが、
ステータス変化のように 急所にも段階(ランク)があり、
技の効果・特性・道具などで 段階を上げて発生率を高めることができます。
シリーズ第6作「XY」以降は
急所ランクが3以上だと、発生が確定するようになったため、
十分、戦略のひとつとして考えられるようになりました。
まとめ
・サイクル戦では相手を どう倒すかまでのプランを立てる
・相手のサイクルを崩す手段を備えておく。急所など
いったん 本シリーズのあとがきをまとめました! →編集後記
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→編集後記
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