【ポケモン対戦ノート】④-2戦いの前に・状態異常・天候・フィールド編
今回は、ポケモン対戦でメジャーな戦略である
「状態異常」「天候」「フィールド」について、それぞれ詳しく見ていきます。
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◆ 状態異常の種類
ポケモンの状態異常は「相手の行動を封じる」ものが多く、
封じている間に アドバンテージをとるよう立ち回るのに つかわれたりします。
パーティを組む際に 対策を意識しておきましょう。
方法としては色々とありますが、
・ラムの実をもたせて解除する
・みがわりを置く
・ミストフィールドを展開する(ダイマックス技のダイフェアリーなど)
・ちょうはつを打つ(そもそも変化技を打たせない)
などが考えられます。
毒(猛毒)
毎ターン、HPが減少します。
「どくどく」などによる「猛毒」は ターン経過ごとに
HP1/16分、HP2/16分…と次第に減る量が増えていきます。
防戦が基本のディフェンダーと相性がよく、攻撃技が乏しくてもダメージソースにできます。
ただし、どく/はがねタイプには効きません。
麻痺
すばやさが1/2になります。
また、ターン開始時に 1/4の確率で行動できないことがあります。
行動不能の効果よりも 素早さ低下の目的で使いやすく、
サポーターが撒いて エースアタッカーで全抜きする などなど。
でんきタイプには効きません。
眠り
一定ターンの間、行動できない状態になります。
眠りはじめたターンから2~4ターンで起き、行動できるようになります。
技「ねむる」で眠った場合は 必ず3ターンで起きます。
また、「カゴの実」を持たせて 即起きするコンボなどもあります。
エレキフィールドのときは効きません。
火傷
相手に与える物理技のダメージが減り、毎ターンHPが減ります。
スリップダメージよりは 物理アタッカーに対して使い、役割を封じるのに 使われます。
ほのおタイプには効きません。
凍り
行動できない状態で、毎ターン1/5の確率で、行動できるようになります。
解除に運要素が強いためか、かける方法も低確率が多め。
こおりタイプには効かず、天候「はれ」のときはかかりません。
混乱
1~4ターンの間、1/3の確率で自分を攻撃してしまいます。
厳密には状態異常ではなく、上記の状態異常と複合してかけられます。
麻痺や怯みと合わせて、さらに混乱で行動を封じるといったコンボがあります。
ただし、ダイマックスしているときは混乱しません。
◆天候について
天候は、敵味方問わずフィールド全体に作用する効果です。
通常は天候変化から5ターンまで、
「あついいわ」など専用の道具を持たせると8ターンまで変わります。
技や特性によって天候が変わりますが、
ソード・シールドでは「ダイマックスわざ」を撃った時の追加効果でも変えられるため、
さらに重要度が高い要素となっています。
天候による火力面や耐久面の恩恵は大きいため、
戦略に組み込めれば 強く立ち回れ、天候だけでパーティコンセプトになるほどです。
以下の種類があり、赤字の効果は、頭に入れておくと 対戦で大いに役立つと思われます!
晴れ(ひざしがつよい)
炎タイプの技の威力が1.5倍になり、水タイプの技の威力は半分になります。
状態異常「こおり」にかかりません。
▽主な技効果への影響
・ソーラービーム、ソーラーブレードが即時発動できる
・こうごうせい、あさのひざし、つきのひかりの回復量が上がる
・かみなりとぼうふうの命中率が下がる
・せいちょうの能力アップが2段階になる など
雨
水タイプの技の威力が1.5倍になり、炎タイプの技の威力は半分になります。
▽主な技効果への影響
・かみなりとぼうふうの命中が必中になる
・ソーラービーム、ソーラーブレードの威力が半減する
・こうごうせい、あさのひざし、つきのひかりの回復量が下がる など
砂嵐
地面、岩、鋼タイプ以外は 毎ターン HPの1/16分ダメージを受けます。
岩タイプのポケモンは、特防が1.5倍になります。
(非常に強力!全員が突撃チョッキもち並)
▽主な技効果への影響
・ソーラービーム、ソーラーブレードの威力が半減する
・こうごうせい、あさのひざし、つきのひかりの回復量が下がる など
あられ
氷タイプ以外は 毎ターン HPの1/16分ダメージを受けます。
▽主な技効果への影響
・ふぶきの命中が必中になる
・オーロラベールが成功する
・ソーラービーム、ソーラーブレードの威力が半減する
・こうごうせい、あさのひざし、つきのひかりの回復量が下がる など
◆フィールドについて
フィールドも 敵味方問わずフィールド全体に作用する効果ですが、天候とは重複しません。
通常は5ターン、「グランドコート」という道具を持たせると8ターンまで変わります。
ただし、天候と異なるのは「地面に接地したポケモンのみ効果が適用される」という点で、
ひこうタイプや、特性「ふゆう」のポケモンは効果が得られません。
フィールドについても、技や特性の効果以外でも
ソード・シールドでは「ダイマックスわざ」の追加効果で変えられるため、
重要度が高い要素となっています。
天候よりもトリッキーな効果が多いのが特徴ですが、
性質を理解していると 意外な場面で機能することもあるので、頭の隅に入れておくと良いでしょう。
※また、ソード・シールドではバトル中の「じょうきょう」で効果を確認できます。
ミストフィールド
状態異常や 混乱にかからなくなります。
技「あくび」(次ターン確定ねむり)をかけられている状態でも、
フィールドを展開すれば防げますので 状態異常を予防する目的で張ることもしばしば。
また、ドラゴンタイプの技によって受けるダメージが半分になります。
エレキフィールド
電気タイプの技の威力が1.3倍になります。
さらに、ねむり状態にならなくなります。
グラスフィールド
草タイプの技の威力が1.3倍になり、
地面を揺らす攻撃(地震、地ならし、マグニチュードなど)から受けるダメージが半分になります。
また、毎ターン終了時にHPを回復します。
主に防御向けのフィールドで、ディフェンダーのサポートとして扱いやすいです。
サイコフィールド
エスパータイプの技の威力が1.3倍になります。
また、素早さに依存しない先制行動(でんこうせっかなど)ができなくなります。
※特性「いたずらごころ」による先制変化技も対象となります。
次回は 剣盾オリジナルの「ダイマックス」についてお伝えします。
ポケモン対戦ノート 目次はこちら
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