【ポケモン対戦ノート】③-2ポケモンを育てる・ステータス編
今回は、ポケモンの「ステータス」について 詳しく見ていきましょう。
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◆ステータスについて
ポケモンのステータスの数値(HPやこうげきなど)は、なんとなく決まっているのではなく、
しっかりと定められたルールに従って決まっています。
ステータスは、ある「3種類の数値」が関係することで、決まる仕組みになっていますので、
ひとつずつ ご紹介します。
①「ポケモンの種類によって決められた」能力値
たとえば、「ミュウツー」と「カイリキー」が 同じレベルのとき、
ミュウツーがカイリキーよりも 圧倒的に特殊攻撃が低かったら、おかしいですよね。
そういったことが起きにくいよう、ポケモンそれぞれの個性を出すために、
ゲームシステム上で あらかじめ決められた固定の能力値が、まずベースとしてあります。
プレイヤーの間では、通称「種族値」と呼ばれているものです。
②「遭遇したポケモン1体1体ごとに変わる」能力値
野生の草むらなど で 偶然 遭遇するポケモンたちは、毎回1体1体ステータスが変わります。
「すばやさがとても速い」ピカチュウもいれば、
「とくこうがとても高い」ピカチュウもいます。
前述したベース値に上乗せするようなかたちで こちらの能力値が乗ります。
いわゆるランダム要素で、違う能力のポケモンと一期一会で出会うことで
プレイヤーそれぞれに差があったり、
野生のバトルやタマゴの孵化を 繰り返し遊べるための工夫…
などの仕組みじゃないかと思われます。
プレイヤーの間では、通称「個体値」と呼ばれているものです。
③「ポケモン自身が成長することで増える」能力値
ポケモンを倒したり、「タウリン」などの栄養アイテムを与えることでもステータスが成長します。
「バトルで戦えば戦うほどポケモンは強くなる」という現象は、
こちらの仕組みによるもので、ゲーム内では「基礎ポイント」と呼ばれています。
たとえば、最初からずっと戦い続けてきたピカチュウのほうが、
こちらの「伸びしろ」が高くなっているので、
草むらで出会った同レベルのピカチュウよりも強くなる、という寸法です。
ゲームとしては、愛着をもって育て戦い続けたポケモンほど、
よりバトルで活躍できるようになるため などでしょうか。
プレイヤーの間では、通称「努力値」と呼ばれているものです。
ベース+個体の能力値が、はじめて出会った時のステータスで、
そこへプラスして特訓することで伸びるステータス、みたいに考えていただければ大丈夫です。
◆育成には どう影響する?
これら①~③が基本の数値となって、さらに「レベル」や「性格」の補正が入り、
最終的なステータスとして決まる仕組みになっています。
では、実際にポケモンを育てるときは
3種類の能力値を どう考えていけばいいのでしょうか?
①種類ごとに決まっている「種族値」については、私たちでは変えることはできません。
つまりもっとも変えようがない基本の能力値となるため、
「役割」を決めるときの指標になります。
この能力値を参考にして、どこが伸びているかでロールを決めるといいでしょう。
たとえば「エースバーン」は、以下のような能力値になっていて
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
80 | 116 | 75 | 65 | 75 | 119 |
攻撃と素早さが高いことが見えてくるので、
「高速物理アタッカー」向きである…などが想像できます。
②の「個体値」は、個体によって毎回変わるため、
よりステータスが高いポケモンほど 対戦に向いていると言えます。
基本はランダムのため、良いステータスを持ったポケモンと出会うことから始めます。
その方法としては、タマゴを孵化して高ステータスが産まれるまでがんばることがメジャーですが、
なかには伝説級や化石など、タマゴを産まない種類のポケモンもいますので、
そういう場合は、セーブ⇔リセットを繰り返したり、
マックスレイドバトルなどに挑んだりします。
※個体値の調べ方、こだわり方については「遺伝」の記事あたりで記載します。
③の特訓で成長する「努力値」は、
私たちで自由に割り振りを考え 整えることができるので、
もっともカスタマイズでき 人によって個性が分かれるところです。
ただ、自由に割り振れるのですが、最初は
あるステータスに集中して特化させる(通称:極振り)で 十分強くなります。
たとえば 先に例を挙げた、高速「物理」アタッカーのエースバーンに対して、
「とくこう」を伸ばすのは、役割から大きく外れており ムダになってしまいます。
なので「とくこう」に与えるより、「こうげき」に集中させることで、
より速い物理アタッカーとして伸ばした方が、対戦で活躍しやすいのです。
ストーリー上で育てたポケモンたちは、積み重ねによって総合的には強くなっていますが、
努力値の積み重ねかたが まばらでムダが多いので、
まずは何かに突出させ、洗練することが大事なのです。
②個体値・③努力値については、育成要素をひととおり記載したあとに、
もう少し細かく言及いたします。
まとめ
・ポケモンのステータスには 3種類の数値が関連して決まる。
・種族値は、変わらない 種類ごとの能力値。ロールを考えるときに見る。
・個体値は、個体ごとに変わる能力値。なるべく良いステータスと出会う。
・努力値は、強化できる能力値。自由に割り振れるが、まずはロールに合わせて特化させる
次回は、3種類の能力値のあとにステータスに影響する
「性格」について見ていきましょう。
ポケモン対戦ノート 目次はこちら
←前回「育成要素編」
→次回「性格編」
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